浙江の水郷古鎮「シティボート」に新ルート登場 観光客はさながら「絵の中の人」のよう

2024年10月04日08:56 | 来源:中国新闻网

原題:浙江水乡古镇“city boat”路线上新 游人好似“画中人”

 秋風がそよそよと吹き、波がさざ波立っている。早朝から、杭州市臨平区の塘栖古鎮にある蚕桑埠頭に観光客が長い列を作り、「シティボート」の旅の始まりを待っている。

 ここから出発した観光客は江南特有の櫓漕ぎ船に乗って広済橋をくぐり、両岸の白壁黒瓦の家々を眺めながら山と湖が一体となった絵巻のような景色を楽しむ。

 約45分のゆったりとした時間の中で、江南の美しさを存分に堪能できる。

「岸から景色を見るのと、船に乗って景色を見るのとでは全く違う体験です。私たちは見物人から’絵の中の人’になったような気がして、特別な感慨がありました。まるで時間がゆっくりと流れるようです」と、遊覧船を体験した魯さんは忘れられない思い出を語った。

 塘栖古鎮は杭州の北部に位置し、京杭大運河が町を貫いている。明清時代には「江南十大名鎮」の筆頭とされ、文学の大家である豊子愷先生も塘栖を「江南の美しい地」と評した。

 「一艘の船で千年の古運河の風景を楽しむ」ことが現実となったのは、最近開通した「塘丁超水上遊覧ライン」のおかげである。

 このルートは全長7.8キロメートルで、京杭大運河を活用し、塘栖古鎮、丁山湖、超山風景区などの特色ある観光スポットを結んでいる。大運河の観光客の流れを受け止めるプラットフォームとなり、景区の水陸転換の重要な拠点となっている。

 「水上遊覧ラインの開通が国慶節休暇と重なり、観光客数は昨年に比べて大幅に増加しました。この数日間、遊覧船の予約が非常に多いです。以前は岸から水上の景色を眺めるだけでしたが、今は船に乗って両岸の景色を楽しむことができ、異なる角度から江南の水郷の美しさを感じることができます」と臨平観光サービス有限公司のスタッフは語った。

 船の種類とルートの違いにより、「塘丁超水上遊覧ライン」は4つの運航ルートに分かれている。塘栖古鎮櫓漕ぎ船ライン、丁山湖櫓漕ぎ船ライン、超山-丁山湖小型遊覧船ライン、塘栖-丁山湖-超山(往復)中型遊覧船ラインの4つである。現在、2つの遊覧船ラインは予約で満員となっているという。

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