陶寺遺跡博物館が開館、文物230点を展示

2024年11月11日09:01 | 来源:人民网-人民日报海外版

原題:陶寺遗址博物馆将开馆展出文物230件(套)

国家文物局は、山西省臨汾市にある陶寺遺跡博物館が11月12日に開館すると伝えた。

陶寺遺跡博物館は、臨汾市襄汾県の陶寺国家考古遺跡公園の入口に位置し、陶寺文化を基盤に建設された専門的な遺跡博物館である。建築面積は約1万平方メートル、展示室の面積は約5000平方メートルで、陶寺遺跡から出土した陶器や玉器など230点(セット)が展示され、約4300年から3900年前の陶寺文化に関する考古学的発掘と研究成果が紹介される。

国家文物局考古司の閻亜林司長の紹介によると、中華文明探源工程(中華文明の起源を探るプロジェクト)と「考古中国」の研究により、陶寺の早期・中期の集落(約4300年前から4000年前)が、既に初期国家の特徴を備えていたことが明らかになった。これは、5000年にわたる中華文明の多元的かつ統一的な構造の形成と発展を解明する上で、強力な裏付けとなっているという。

陶寺遺跡博物館の開館により、陶寺遺跡の考古学的研究成果が体系的に展示されることになる。これは創造的な転換と革新的な発展を通じて中国文化の流れを継承する意義がある。また、陶寺遺跡公園の展示サービスの向上や、遺跡と地域の村々への新しい公共文化空間を提供され、大規模な遺跡保護と活用に関する中国の解決策にも貢献している。

なお、陶寺遺跡博物館の開館を契機に、臨汾市では陶寺歴史文化保護・継承・利用のモデル地区や陶寺国家考古遺跡公園、陶寺文化芸術創意園などの計画的な建設を推進する予定である。

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